講義情報
講義名: 宗教学①
教員: 桑名 法晃
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:秋学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:月曜 2時限
科目番号(科目ナンバリング)
XABB111A
授業のテーマと目標
【テーマ】
「宗教」というものが、自分自身の身近にあるということを自覚的に捉え、自分自身に直接関係のある問題として考えること、また、「宗教」に対する主観的な思い込みや偏見を取り除くこと、これがこの授業のテーマです。
【目 標】
現代社会においては、宗教に関する情報は良くも悪くも氾濫しているといえます。このような中、社会人として主観的な思い込みや独断に陥らないために必要な学問が「宗教学」です。宗教学が培ってきた考え方を通して、
・宗教を自覚的に理解し、
・宗教の存在意義や本質、その役割を客観的な立場から考える視座を鍛えること、
・そして自分自身のあり方・考え方について考え直すこと、
・さらに指定した学士力を修得すること、
これがこの授業の目標です。
卒業・学位授与方針(ディプロマポリシー(DP))との関係
DP-M1-個人をみつめる力を身につけること。
DP-M2-他者と関わる力を身につけること。
DP-P1-教養的知識・技能を身につけること。
身につけるべき学士力
A-2:意見や立場の違いを理解し、受け入れることができる。
B-3:卒業後も自律・自立して学習できる。
C-5:問題を発見し、必要な情報を収集・分析・整理し、解決できる。
E-14:他者と協調して行動できる。
L-46:客観的な視点で人間行動を理解し分析できる。
M-48:他者を肯定的に理解することができる。
授業の内容と計画
第1回
授業ガイタンス―授業の進行について
第2回
宗教とは何か、宗教学とは何か
第3回
宗教はどのようにイメージされるのか①―問いなおされる宗教概念
第4回
宗教はどのようにイメージされるのか②―みなさんの宗教観を共有しよう
第5回
祈り―なぜ人は祈るのか
第6回
儀礼―なぜ成人式を行うのか
第7回
祭り―お祭りにはどんな意味があるのか
第8回
日本の神と祭り①―神と景観
第9回
日本の神と祭り②―八百万の神々とは
第10回
聖地巡礼―巡礼者は何を求めて聖地に向かうのか
第11回
死後の世界―人は死んだらどこに行くのか
第12回
死生観―死をどう捉え、いかに向き合うか
第13回
現代日本の宗教―日本人の宗教はどこへ向かうのか
第14回
全体のまとめ―「痩せた宗教観」から「豊かな宗教観」へ

定期試験:実施しない

※授業の進行状況や社会情勢によっては、変更する場合があります。
※対面授業が叶わない場合、オンデマンド型にて授業を行います。
事前学習・事後学習
授業以外に予習・復習の学修が必要となります。毎回の授業内容について各自事前に予習を行い(2時間)、課題をもって授業に臨んでください。授業後は復習とともに、自ら関心を持った様々な事例について調べ学習を行うこと(2時間30分)が望ましいです。
アクティブラーニングの実施
授業の冒頭に授業テーマについてディスカッションの時間を設け、問題意識をもって授業に取り組むことができるようにしていきます。
ICTの活用
学生の理解に資するために、PPTをメインに用いて授業を進めていきます。ICTを活用して、文字だけでなく、映像資料や画像資料の提示を積極的に行っていきます。
実務経験を生かした授業の実施
実務経験:特になし。
成績評価方法と基準
授業で設けた目標に到達し、身につけるべき学士力を修得したとみなした場合に単位を認定します。
<評価基準> 
S:到達目標を完全に達成している。 
A:到達目標をほぼ完全に達成している。  
B:到達目標を十分に達成している 
C:到達目標を達成している 
E・F:到達目標を達成していない。 
<評価方法> 
基準に達しているか否かは以下の方法で判断します。
課題レポート(60%)、授業への参加状況(30%)、授業内で実施するアンケート(10%)を基準として評価します。
評価基準に沿って、各項目を総合して100点満点で評価します。
授業への参加状況は、リアクションペーパーに基づき評価します。
試験・課題に対するフィードバック方法
提出されたリアクションペーパーのコメントについては、毎回授業の冒頭において、情報の共有を行い、解説等していきます。
学生へのメッセージ
学生皆さんに直接的に関わる問題をたくさんとり上げていきます。自分自身の問題として自らしっかり考え、問題意識をもって授業に臨んでください。

毎回、授業について「感じたこと、考えたことや疑問等」を記述してもらいます。それに対して次回の授業において、みなさんのコメントを共有したり補足説明を行い理解を深めていきます。また、アンケートを実施し、同様にみなさんの宗教に対するイメージを共有しながら、宗教に対する多様な価値観について考えていきます。授業の進度や難易度についても、リアクションペーパーを用いて、授業を進める中で、改善を図りながら行っていきます。
オフィスアワー
授業前後の時間
対面授業が不可の場合、CoLSのフォーラムで受け付けます。
教科書・参考書
教科書:特になし。適宜資料をCoLSにアップします(各自ダウンロードしてご活用ください)。
参考書:授業中に適宜紹介していきます。
その他
遅刻については、チャイムが鳴ってから 20 分以上の遅刻は原則として欠席扱いとなります(遅刻の限度時間の起算は、チャイムが鳴った時間であり、先生が入室した時間ではありません。)また、出欠はリアクションペーパーの提出の有無によってつけますので、必ず毎回リアクションペーパーを提出してください。