講義情報
講義名: T3-天文学
教員: 山田 義弘
単位: 2
学部:
カテゴリ:
開講情報
キャンパス:
開講時期:春学期
開講学年:
昼夜区分:
曜日・時限:曜 0時限
科目番号(科目ナンバリング)
YAB1107A
授業のテーマと目標

テーマ
教科書の『宇宙のしくみ』から、非常に基本的な天文学の全般を学ぶことにより、宇宙をとても身近に感じ取ってもらい、さらに天文学というビッグ・サイエンスの最新情報を数式なしで理解できるようになることを目的とする。

 
太陽系天体、恒星、銀河の説明ができるようになる。宇宙論の仕組みを修得した。宇宙開発の流れを理解した。指定した身につけるべき学士力を達成したか、評価基準を確認する。

身につけるべき学士力
A-1:文化・社会と自然に関する知識を理解できる。
B-3:卒業後も自律・自立して学習できる。
E-12:相手の意見を丁寧に聞くことができる。
H-23:人の行動や言葉の深い意味を理解できる。
M-48:他者を肯定的に理解することができる。


授業の内容と計画
第1章 太陽系
太陽系のはじまり、太陽、太陽風、水星、金星、地球、ジャイアント・インパクト、月、大陸移動、全球凍結、海、生命、大量絶滅、火星、火星の水、小惑星、木星、ガリレオ衛星、エウロパ、土星、タイタン、天王星、海王星、冥王星、彗星、太陽系のはて、系外惑星の発見、系外惑星の検出法、系外惑星と地球型惑星

第2章 恒星
恒星、見かけの明るさと距離、恒星の色、重星・連星・変光星、恒星の一生(星の進化)、恒星の誕生、主系列星・褐色矮星、赤色巨星・白色矮星、超新星爆発、中性子星、
ブラックホール、ブラックホールの観測、星団・星雲

第3章 銀河
銀河系(天の川銀河)、銀河、近くの銀河、銀河の種類、遠ざかる銀河、銀河の誕生理論、原始銀河雲、最初の星々、銀河形成、宇宙暗黒時代の謎、クェーサー、銀河中心のブラックホール、さまざまな銀河、遠い銀河、宇宙の大構造

第4章 宇宙論
ビッグバン、ミクロな世界Ⅰ・Ⅱ、インフレーション、端のない宇宙、宇宙を支配する「4つの力」、電弱力と宇宙、大統一理論と宇宙、4つの力の統一、ブレーン宇宙、初期宇宙の姿、宇宙背景放射、暗黒物質(ダークマター)、暗黒エネルギー(ダークエネルギー)、平坦な宇宙、宇宙の年齢、宇宙の終わり

第5章 宇宙開発
ロケット開発、宇宙開発競争、有人宇宙飛行、アポロ計画、スペースシャトル、宇宙ステーション、日本の宇宙開発

試験範囲
中間試験/50点(教科書の第1章「太陽系」、第2章「恒星」)⇒テスト形式
単位修得試験/50点(教科書の第3章「銀河」、第4章「宇宙論」、第5章「宇宙開発」)⇒テスト形式

事前学習・事後学習
事前学習として「学習の手引き」の確認をした上で、事後学習については各章学習後に「学習の手引き」の理解度テストにしっかり取り組み、各章のポイントなどを確認する。
成績評価方法と基準
成績評価基準
 S:到達目標を完全に達成している
 A:到達目標をほぼ完全に達成している
 B:到達目標を十分に達成している
 C:到達目標を達成している
 E:到達目標を達成していない

 評価方法
合計100点満点で評価する。中間試験で30点に満たない場合は、その時点で不合格となる。合計60点以上を単位修得とする。

試験・課題に対するフィードバック方法
成績確定後、お知らせにて総評を発信します。
オフィスアワー
・天文学に関しての質問がありましたら、CoLS のフォーラム(質問専用掲示板)で受け付けます。
教科書・参考書
【教科書】※教科書一覧表をご参照ください。